かぬまブランド

伝統と豊かな大地が育んだ「かぬまブランド」をみなさまに紹介いたします。

かぬまブランド推進協議会  
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麻編 vol.4

収穫風景

ブラたん  白澤さん! 今日も麻の収穫作業ですね!

(白澤さん) 今日は県立鹿沼南高の生徒さんたちが、麻の収穫体験をしている

       んだよ。

(ブラたん) 高校生たち、がんばってるね!

(白澤さん) そうだね、日本一の麻の産地を守るためにも、若い人たちに麻づく

       りに関心を持ってもらいたいと思っているんだよ!

(さつき)  とっても素敵なことですね。種まきから体験してるんですよね?

(白澤さん) そうだね、私たちあさ振興連絡協議会のメンバーと一緒に、今年

       の3月に種をまいて、除草や間引きなどの作業をして育ててきたん

       だよ。

(ブラたん) 麻の葉を切り落とす麻切り包丁の扱いも上手だね~

(さつき)  高校生の皆さん、とっても頼もしいですね!

(白澤さん) そうだね、頼もしいね! 昔は収穫作業や加工作業は近所の麻農家

       同士で手伝いあってやってたから、こんなふうに大勢でにぎやかに

       やったもんだよ。

(さつき)  麻を刈る人、葉を落とす人、まとめる人、みんなそれぞれの作業を

       一生懸命やっていますね。

 

 

①行程

 

 

(白澤さん) みんな手際が良くなってきたね。収穫した麻を重ねていく束の量

       も、つかめてきたみたいだ。次の作業をする人のことを考えて、

       葉を落とす人が掴みやすいような量がいいね。

(ブラたん) 今日は、収穫・湯かけ・麻干しの作業をしたんですね。この後の加

       工作業も高校生たちは体験するんですか?

(白澤さん) もちろんだよ。今後は、麻はぎや麻引きをして、精麻になるまで

       をしっかり学ぶことになっているよ。そして、麻織物での小物づ

       くりにも挑戦してもらうんだ。

(さつき)  麻の織物…ですか?

(白澤さん) そう、あさ振興連絡協議会の婦人部のみんなで作っているんだよ。

       麻を椿の花や玉ねぎの皮などで染色して、バックやコースターなどを

       粟野地区の直売所やまちの駅 新・鹿沼宿でも販売しているんだよ。

(さつき)  わ~ 素敵なバック! 天然の素材で染色しているんですね。とって

       も優しい色ですね。高校生たちも、この麻の織物に挑戦するんです

       ね。私もやってみたいなあ~

(白澤さん) いま、麻を生産している農家は県内で13軒、そのうち市内で12軒

       になってしまっているんだ。今回、麻の栽培を体験している高校

       生たちが将来麻づくりに携わってくれるようになったらうれしい

       ね。

(さつき)  麻ってとても神秘的な植物ですよね。それに日本人の生活には、昔

       から関わりの深い繊維だということを今回改めて知ることができま

       した。日本一の麻の産地… 鹿沼の誇りをまた一つ発見しました。

       白澤さん、ありがとうございました。

 

集合写真

 

 

麻編  ―完―

 

麻編 vol.3

①白澤さんご夫妻

(白澤さん) さあ、これが精麻だよ!

 

さつき   光沢があって、とってもきれい!

       でも、麻畑で見たものとは全く違いますね。

(白澤さん) そうだね。加工作業は、乾燥の後の方が手間がかかるんだよ 。

       床まわし・床臥せ、麻はぎ、麻ひき、精麻干しという一連の作業が

       まっているからね。

       この作業が始まったら、朝から晩まで、作業に追われてしまうん

       だよ。

麻の加工工程

①  床回し・床臥せ

「オブネ」と呼ばれる水槽で、乾燥した麻を水に浸す。その後水からあげ、毛布で包み寝かせる。これを朝晩2回、3日間続け発酵させる。

 

②  麻はぎ

発酵して幹と皮がはがれやすくなったところを、幹の端を折って表皮の繊維をはぎ取る。

 

③  麻ひき

はぎ取った表皮は、電動麻ひき機械を使って、カスやごみを取り除き、滑らかにする。

 

④  麻干し

麻ひき後の麻を麻掛け竿にかけて、家の中などの日蔭で3~4日間乾燥させる。


ブラたん  収穫にも増して加工の作業は、大変なんだよね。

(白澤さん) 発酵した麻は、時間をかけて作業していると腐ってしまうからね。

(さつき)  麻のこと全然知らなくて、ただただ感心するだけです…

       白澤さん、苦労して出来上がった精麻はどんな風に使われている

       んですか?

(白澤さん) 精麻は、神社でお祓いする時に使う神具やしめ縄、麻織物、横綱

       の化粧回し、下駄の鼻緒の芯などに使われているよ。

(ブラたん) さつき、麻は、神秘的で神聖な力を持つものとされているよ。

       昔から赤ちゃんの産着の模様に使われているのは…麻の葉模

       様でしょ!

       それから、結納の時には、友白髪といって麻を用意する伝統も残

       っているんだよ。

(白澤さん) そうだね、昔から「精麻」以外も、オガラ(麻の幹)やその炭

       も活用してきたんだ。オガラは茅葺き屋根の建材として、炭は、

       打ち上げ花火やカイロ灰にも使われてきたんだ。

いろいろな麻(修正版)

(さつき)  麻は、昔から私たちの生活の中で大きな役割を果たしてきたんで

       すね。伝統や文化を支える大切な植物なんですね。これからも、

       日本一の産地、鹿沼でずっと栽培されていってほしいですね。

麻編 vol.4へつづく

 

 

 

麻編 vol.2

ブラたん  わぁ~ さつき! 今年も麻がぐんぐん成長しているね!

       もう、さつきの身長を超えてるね。

 

さつき  ほんとうだね~

       なんだか、どこか外国を旅してるみたいな風景だね~

(ブラたん) ほら、あさ振興連絡協議会会長の白澤さんが、麻の収穫をしてい

       るよ!

①麻の収穫

 

 

(さつき)  この暑い中の作業は、とても大変そうだね!

(ブラたん) し・ら・さ・わ・さ~ん! こんにちは~

(白澤さん) いらっしゃい、ブラたん、さつきさん、久しぶりだね!

(さつき)  こんにちは 白澤さん!

       麻の収穫中おじゃましま~す。私、鹿沼が麻の生産量日本一だっ

       てことを初めて知って! すごいなって!

       それで、もっと鹿沼の

       麻のこと知りたくて…

(白澤さん) 麻のことに興味を持ってもらえてうれしいよ!

       麻はね、とても丈の高い植物なので、収穫できるまでに雨や風に

       倒されてしまうこともあるんだよ。今年は、大きな被害もなく、

       よく成長してほっとしてるよ。

(さつき)  収穫した麻はどうなるんですか?

(白澤さん) いま収穫している麻は、葉を落として丈を揃えた後、夕方には

       「湯かけ」といって、熱湯にくぐらせる作業が待ってるんだ。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

 

(ブラたん) 暑い夏に、「湯かけ」の作業は、キ・ビ・シ・イね~

       ダイエットになりそう~

 

(白澤さん) 湯かけした麻は、ときどきひっくり返しながら、4日間かけて自

       然乾燥させるんだ。まんべんなく乾燥させないと、ムラになって

       良い製品にならないからね!

(さつき)  うわぁ~、とっても手間がかかるんですね。

 

 

③麻干し

(白澤さん) いやぁ、まだまだ、(せい)()として出荷できるようになるまでには、

       いくつも作業が待っているんだよ。

 

麻編  vol.3へつづく

麻編 Vol.1

 

 

ブラたん  久しぶりだね、さつきと散歩するの。

 

さつき右  うん、最近は仕事が忙しくて…

       ゆっくり散歩するのもいいよね~

       私、ここの芝生大好きなんだ

       あの石の倉庫も趣があっていいよね~

 

 

1さんぽ

 

 

(ブラたん) あの旧帝国繊維の石蔵は、大正時代に建てられたんだよね。

       そういえば、国登録有形文化財に登録されることが決まっている

       よね。

 (さつき)  えっ!!!

       そんな歴史ある建物なの???

 (ブラたん) も~っ、さつきは勉強不足なんだから!

       鹿沼は、明治時代から製麻工業が盛んだったんだよ。

       その工場の倉庫として、この石蔵は使われていたんだ。

 (さつき)  なんで、鹿沼で製麻工業が盛んになったのかな~?

 (ブラたん) そ・れ・は・ね… 鹿沼が原材料である「麻」を十分に確保できる産

       地だったからだよ!

       鹿沼は麻の生産量日本一なんだ!

       このくらいのことは、あさメシ前だよ!

 (さつき)  ・・・。

       でも、知らなかったな~。

       日本一だなんて、すご~い。

 

(ブラたん) ちょうど今頃は、さつきの身長ぐらいに成長しているころだね。

       さつき、麻の産地へ行ってみよう!

 

 

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麻編 vol.2へつづく